■EV用バッテリー
現在のEV用のバッテリーは、車・バイク用の物とは異なり、一定の出力で長時間使用可能なものになっています。しかしながら高航続距離を担保するには至っていません。未来のバッテリーとは・・・
●バッテリーの区分
種類 |
スターターバッテリー (エンジン始動用バッテリー) |
EBバッテリー (ディープサイクルバッテリー) |
特徴 | 短時間での高い出力が必要であり、後は低い出力で使用可能なもの | 一定の出力で長時間使用可能な事 |
主な用途 | セルモーターのある電動を動力としない乗り物や器具(乗用車、バイク、船舶、農機具、建設重機) | 電力を動力とする乗り物や器具 (電気自動車、電気バイク、電動フォークリフト、ゴルフカート、電動車椅子、キャンピングカー予備バッテリー、UPS(非常用バックアップ電源)) |
●バッテリーの種類
種類 | 構造等 | 特徴 |
鉛バッテリー |
●正極=二酸化鉛 ●電解液=希硫酸 ●負極=鉛 |
●安い ●電池の最古参 |
シリコン バッテリー |
●電解液に希硫酸ではなくシリコン電解液を使用している。 |
●サルフェーッションがおこりにくい ●自己放電も少なく長期保管も可能 ●従来のバッテリーよりも容量比120パーセント以上 |
リチウム イオン バッテリー |
●正極=コバルト酸リチウムなど ●電解液=有機物 ●負極=炭素 |
●容量が多い(沢山電気を貯められる) ●電圧が高い・寿命が長い ●現役電池のチャンピオン |
●未来のバッテリー=燃料電池
水素と酸素の燃料電池が一般的です。
燃料電池は①燃料極と④空気極を配置し、②触媒で電子を放出する酸化反応と、③触媒で電子を受け取る還元反応を別々に行わせています。
①燃料極に供給された水素●は、②触媒によって水素イオン(H+)と電子(-)に分解されます。生成された水素イオン(H+)は、固体高分子膜内を④空気極へ向かって移動します。
ここで分解された電子(-)が①燃料極から④空気極へ流れる事により電力が発生します。
④空気極では、移動してきた水素イオン(H+)と空気中の酸素の反応により水が生成されます。
Update 2016/05/01 Create 2010/10/10
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