■ホンダ・ゴリラの歴史と車体番号

GORILLA(ゴリラ)は1978年8月、モンキーのバリエーションモデルとして発売されました。(改良されたモンキーと同時発売)。モンキーと同様に4Miniバイクとして人気があります。

基本的なパーツは、ほぼモンキーと共通した物を使っているが、ハンドルの折り畳み機構を搭載せず、燃料タンクの容量をモンキーの2倍程多い9リットルまで拡大、4速ギア・手動クラッチの搭載、フロントとリアにキャリアを装備し積載性を高めシートの全長を長くするなどしてモンキーより実用性を向上させたモデルとなった。

これは自動車に積んで目的地で展開することを前提としたモンキーと違い、ツーリングをして目的地まで移動し、展開することを前提として設計された為である。モンキー同様にロングセラー車両となったが、派生車種の多様化などにより1990年に生産終了となった。

 

●1978年 ホンダ・ゴリラ発売

ホンダ・ゴリラ_1978モンキーの「遠乗り仕様」として登場。マニュアルクラッチ・4速ミッション・9Lタンク・ビックシート・前後キャリアなど、長距離乗っても疲れにくいように工夫されている。

 

 

 

 

 

●1985年

ホンダ・ゴリラ_1985新エンジンを搭載しパワーアップ。燃費もアップ。2.6/7000rpm→3.1ps/7500rpm リッター70Km→90km(30km/h定地走行値) スイッチ類が左ハンドルに集中配置。

 

 

 

 

 

●ゴリラの車体番号

年式 型式 車体番号 備考
1979~1980年 Z50JZ-Ⅱ Z50J-1372989~1383548  
Z50JZ-Ⅲ Z50J-1300027~1410978  
1981~1984年 Z50JB-Ⅲ Z50J-1412284~1428813  
Z50JC-Ⅵ Z50J-1429176~1437665  
Z50JE-Ⅵ Z50J-1500001~1510100  
1985~1987年 Z50JF-Ⅳ Z50J-1606093~1627457  

 

 

●1988年~1990年(生産中止)

ホンダ・ゴリラ_1988カラーリング変更(キャンディダークブルー/シルバー)特別仕様車ホワイトスペシャルも発売(パールミルキーホワイト)

1990年に生産中止となる。

 

 

 

 

●1998年(復活販売)

ホンダ・ゴリラ_1998ユーザーから再発売を熱く希望する声が長い間続いていたことから、1998年から8年ぶりに復活販売されることとなった。

再び生産開始。オートカムチェーンテンショナー・MFバッテリー、12V CDI式マグネット点火。

外観上はフロントキャリアが廃止され、電装類を強化し環境基準に対応させた他は、以前とほぼ同一の仕様だった。

2007年9月の排ガス規制強化により再び生産を終了した。カラーリング変更(キャンディダークブルー/シルバー)特別仕様車ホワイトスペシャルも発売(パールミルキーホワイト)

 

●2001年~2009年(生産中止)

ホンダ・ゴリラ_20012007年9月の排ガス規制強化により再び生産を終了した。カラーリング変更(キャンディダークブルー/シルバー)特別仕様車ホワイトスペシャルも発売(パールミルキーホワイト)

 

 

 

 

 

年式 型式 車体番号 備考
1988年 Z50JJ-ⅥS Z50J-1627458~1632462  
1988~1991年 Z50JJ-Ⅵ Z50J-1627606~1643237  
Z50J-1800001~  
1998年 Z50JW Z50J-2500001~ ゴリラ復活!

 

Update 2015/01/01  Create 2010/10/10

 

 

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