■バイクのプラスチック部品の種類と特性

バイクには沢山のプラスチック部品が使われています。新しいうちは良いのですが、古くなってくると色々と弊害(色あせ・キズ・割れ・破損)が発生します。対処するにはそれらの種類と特徴を知る事が必要です。

まずは、どの部位にどんな特徴を持ったプラスチック部品が使われているのか? そして、その特徴は?

●ABS樹脂=カウル・スクーターなどの外装パーツ

プラスチックの定番ともいえる合成樹脂。カウルなどの外装パーツに多用されています。

正式名称はアクリロニトリル(Acrylonitrile)・ブタジエン (Butadiene)・スチレン (Styrene)。主に外装系の純正パーツに多用されています。

 

ABS樹脂の特徴=比較的かたく加工しやすい=量産しやすく安価

・耐熱性=○(常用耐熱温度は70 - 100℃)
・耐油性=△(有機溶剤には可溶。酸性溶液やアルカリ溶液には不溶。)
・耐衝撃性=○(優れている。表面は比較的かたく、少し柔軟性がある。)
・加工性=○(表面の美観に優れる。印刷特性にも優れる。流動性が良く薄肉品などの成形性が良い。)
・価格=○(プラスチック素材の中では比較的安価。)

正式名称はアクリロニトリル(Acrylonitrile)・ブタジエン (Butadiene)・スチレン (Styrene)。純正パーツに多用されています。

 

 

 

一般的にABS樹脂でパーツを製作する場合、オス型とメス型の金型に加え、プレス機を使用。素材となるABS樹脂をメス型に流し込み、オス型でプレスすれば早くて簡単に、しかも大量に生産できるのが大きなポイントです。

ただし金型とプレス機は非常に高価なもの。またプレス機の設置には一定の場所も必要。バイクメーカーからABS樹脂製カウルを受注している工場は、数千個・数万個単位を短時間で生産することによって金型やプレス機などの設備投資費を賄い、儲けを出しています。

ABS樹脂

 

●PP樹脂

PP樹脂

 

 

●FRP

 

 

基本的にバイクのパーツは塗装された物と、表面にフィルムが貼られている物があります。
素地の物は殆どなくなっています。

まず、指摘させていただきたいのはサンドペーパーは止めて下さい。
使用するのは耐水ペーパーを使ってください。

補修方法ですが。
傷の程度がどのぐらいの物か分かりませんが、耐水ペーパーで取りきれっる程度でしたらそのまま耐水ペーパーの320番か400番で磨いて下さい。
ペーパー掛けの際は平らな木片に耐水ペーパーを巻いて水砥ぎをして下さい。

その後は600番→800番→1000番→1200番と目を細かくしていきます。

ここまで出来たら1500番、2000番とかけても好いですが。
ソフト99の自動車用のコンパウンドで荒目、細目、鏡面仕上げと言うセットがありますので。
コンパウンドを使い古しの綿製Tシャツに取りパーツを磨いていくと良いと思います。

水性アクリルラッカーはオフロードバイクのように軟らかいパーツには使っても割れてしまうので。
2液を混ぜるウレタン塗料がホームセンターなどで売られていますのでウレタンのクリヤーを塗られた方が良いと思います。
クリヤーをするのでしたら耐水ペーパーで1200番まで磨いた後に。
パーツクリーナー、シリコンオフを使い油分、削りカスを取ってから塗装をしていただけると良いと思います。

 

 

 

 

 

 

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補足について。
いえいえ、不快に思ってはないですが、模型の話でないので正しい解答が得られなかったりもありますよという事です。

そうですね。
光沢復活剤というのはコンパウンドのような研磨剤が入っているのでこれだけで綺麗になれば良いんですが。
なかなか、綺麗にならないので普通にコンパウンドを使った方が早いです。
光沢復活剤と塗装は併用はしません。

プラスチックの素地で残すのでしたら耐水ペーパーで均してからコンパウンドで磨き上げる方が楽です。

塗装をする時は耐水ペーパーで均しまして、油分と削りカスを落として、ウレタン塗料のクリヤーを塗装します。
1週間、塗料を乾燥させてからコンパウンドを掛けて仕上げます。

既に光沢復活剤を購入されているのでしたら耐水ペーパーを1500番まで掛けた状態で使ってみて下さい。
それで良くなれば塗料は必要ありませんよ。

バイクの塗装~プラスチックパーツ~

オフ車です。外装がだいぶ日焼けしたので綺麗にしたいのですが、初めてなものでどうしたらよいものかと。塗装部分は前後フェンダー、左右サイドカバー、ヘッドライトカバー、タンク。タンクは樹脂タンクで前オーナーが塗装してるんですが、ぶつぶつになってます(ガソリン揮発?)。今の色はカワサキグリーンです。塗装予定色も同じにしたいところです。スプレーとかでできるのでしょう


オフ車の外装部品は、材着と言って、樹脂材料に顔料を混ぜた製法で、塗装されていません。
樹脂の材質はポリプロピレンで、接着や塗装が困難な材料です。
普通の塗料では、簡単に剥がれてしまいます。
まず、塗装面から、汚れを落とすために、洗浄して、シリコンオフ等で、油分を取り除きます。
塗装されているタンクは、サンドペーパーで、塗装を一皮剥いて下さい。
次にバンパープライマーを吹き付けます。
これは、通常のプラサフのように表面を平滑に整えるのでなく、樹脂表面を活性化させるものです。
次に、上塗り塗装になりますが、純正色なら、少し高いですが、デイトナのMCペインターがお勧めです。
1時間置きぐらいで、3回ぐらい重ね塗りします。
コツは、言葉では、伝え切れませんが、垂れない程度に厚くです。
自信が無ければ、薄く、重ね塗りの回数を増やしても構いません。
この場合、艶が出ませんが、艶は後で磨いて出します。
最後に丸1日程度、乾燥させ、その後磨きます。
通常のコンパウンドで無く、塗装仕上げ用の極細目を使います。
上塗りのスプレーは、3本ぐらい必要です。
この季節は、気温が低いので、お湯で温めて使う方が良いでしょう。
あと、雨の日や、風の強い日は避けて下さい。

スクーターのプラスチックのボディーを綺麗にしたい
プレクサスもいいかも。
ワックスというか、コーティング剤ですが、かなりの艶出し効果と耐久性があるようです。
白っぽくなっていたカーボン面が、綺麗に光沢が出て、今だに保ってます。

http://www.plexus.cc/

 

オートグリムという会社から出ているケア用品が
とてもすばらしい効果を発揮してくれますよ。
バンパーケアというプラスチックパーツの色あせを綺麗にするワックスの
ような物を以前使ったことがありますが、カウルや未塗装樹脂などが
新品のように綺麗になって驚きました。
ものは試しで使ってみてはいかがでしょうか。

参考URL:http://www.autoglym.co.jp/

 

 

 

Update 2016/05/01  Create 2010/10/10

 

 

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