■バイク部品の塗装

自動車用の補修部品として販売されている補修用の缶スプレーでも、手順をちゃんとこなせばプロ並みの綺麗な塗装が行えます。最初は失敗もあるかもしれませんが、各材質の特性や手順を理解してきちんと実行すれば必ず綺麗な塗装が行えます。

●塗装できないもの

どんなものでもスプレーを吹き付ければ色はつきますが、その色をはじいてしまったり、しみ込んだり、塗料との接着が薄くてすぐはがれてしまう材質のものを、塗装ができないものといいます。

バイク部品に多用されている企属メツキは。きれいに塗装されているのに、ツメで引っかくだけで塗装がはがれます。プラスチックも、塗料との接着が悪くてすぐにはがれます。

50ccクラスのスポーツタイプ車のカウル(カバー)やスクーターに多いのですが。最初から色のついたプラスチックを使っているものは、塗装してもすぐにはがれます。ゴムや、シートに貼られている革やビ二-ルレザーも、一旦は綺麗に塗装できてもすぐに塗料がはがれてしまいます。

●塗装出来るもの

メッキされていない金属製のエンジンや部品やフレームなどはきれいに塗装できます。ヘルメットやカウルもFRP製(ガラス繊維を樹脂で圃めたもの)なら問題なく塗装ができます。

スクーターのカバーやフェンダーのように、ili初からプラスチックに塗装してあるものは、その上からならきれいに|ii傘装ができます。占くなって汚れが目立つバイクでも、部分的に冷装しただけできれいに生き返ります。

綺麗に塗るにはどうしたら良いか? それは以下の手順をちゃんと踏む事だと思います。

 

 

●塗装プロセス

区分 プロセス 内容
①下地処理 ・塗装の剥離 現在の塗装を剥がして、下地(金属)の状態に戻します。
・錆を落とす 錆びている部分があれば錆を落とします。錆の放置は塗装後に下から盛り上がって塗装がはがれます。
・パテ くぼみや段差をパテで埋めて滑らかにします。
・磨く パテ後の表面を滑らかに仕上げます。
②下塗り ・プラサフ 下地を更に滑らかにして上塗り塗装の密着を促進する為の下塗りを行います。又、上塗りの発色も均一にする役目があります。
③上塗り ・塗装 好みの色を塗ります。
・クリアーコート クリアコート(透明なコート)を塗ります。

①下地処理

下地処理とは、塗装する物体をピュアな材質本来の姿に戻し、滑らかにする事を言います。正直な所、バイク塗装の過程でここが一番しんどいです。具体的には現在の塗装を剥がし、パテを盛り、表面を滑らかに磨く事になります。それらをちゃんとやる事が、綺麗な塗装を行う絶対条件になります。

②下塗り

 

③上塗り

 

 

 

 

 

 

 

Update 2016/05/01  Create 2010/10/10

 

 

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