■バイクのグリス
バイクのベアリングやらチェーンに塗ってあるグリス。どんな特徴があるのでしょうか? 何が良いのでしょうか?
基本的なグリスの分類や特徴など。そしてバイクの各部にはどんなグリスが最適か?
●グリスの目的と特徴
グリスの基本的な見た目や目的は以下にあります。
・滴下、飛散が少ない=片栗粉の様に硬い=粘度が高い。=異物の混入が防止可能。
・従って、頻繁に給油しなければならない箇所や給油困難な箇所に適しています。
・広範囲の温度に使用可能で、耐水使用や長期の保存が可能です。
・増ちょう剤が配合されているため潤滑面への付着力が強く、潤滑油に比べ耐荷重性が強い。
●シャーシグリス
・車輌の下周りのグリース給油箇所に適している。
・耐水性、潤滑性に優れていて安価。
・水分が含有されているので、雰囲気温度は80℃が限界。
●リチウムグリス
・産業機械の回転、摺動部に適している。
・耐水性、耐熱性、潤滑性に優れています。オールマイティーに使用でき、適用範囲が広い。
・雰囲気温度は、130℃まで使用可能。
●モリブデン入りグリス
・ボールジョイントなど強い荷重がかかり、摩擦・摩耗が発生する箇所に適している。
・焼き付きが発生しやすい厳しい潤滑箇所に適している。
・特に耐摩擦・摩耗性に優れ、耐水性、耐熱性も有している。
・雰囲気温度は150℃まで使用可能。
Update 2018/09/21 Create 2010/10/10
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