■ショックアブソーバー

リヤサスペンション(ショックアブソーバー)は、路面からの衝撃を和らげ、使用環境に適した衝撃吸収性を要求される基幹部品です。フレームとリヤ駆動部品を固定すると同時に、衝撃を吸収するショックアブソーバの機能を有します。

ショックアブソーバー

 

 

 

 

 

●サスペンション(ショックアブソーバー)の機能は二つ

衝撃を和らげる

スプリングは衝撃(縮み)を和らげます。

反動を和らげる

衝撃が発生したら必ずその反動が生じます。反動が反動を呼びながら初回の衝撃から徐々に初期の状態に戻ります。

ショックアブソーバーの機能

ショックアブソーバーは、ピストンのオリフィスを通過するオイルの抵抗により、衝撃(縮みの速度)を和らげ、その反動も和らげます。すなわち急激に動かない、ゆっくりと動く仕組みになっています。 

 

 

●種類(複筒式と単筒式)

複筒式ショックアブソーバーは、本体である筒が、外筒と内筒の二重構造となっているのが特徴です。減衰力の調整は、ベースバルブ、ピストンバルブで行われ、それぞれ独自の機構で行われます。

複筒式ショックアブソーバーと単筒式ショックアブソーバー

単筒式ショックアブソーバー本体の筒が単純な一重構造になっています。

筒の内部はオイルが満たされたオイル室と高圧のガスが充填されたガス室に分けられ、その間を自由に動く事が出来るフリーピストンによって仕切られています。

アブソーバーの減衰力調整は、延び側、縮み側、ともにオイル内を移動するピストン(ピストンバルブ)によって行われます。

単筒式の特徴はガス圧が常にかかっているため減衰力が安定しており、設置方向を選ばないなどの長所があります。

 

 

 

Update 2018/09/11  Create 2010/10/10

 

 

関連記事


バイクのタイヤ規格・サイズ

二輪車と四輪車のタイヤではその構造・機能は大きく異なります。バイク特有の物があります。又、タイヤの仕様はタイヤの表面にあります。それらの表記について見てみましょう。

バイク・バイアスタイヤの構造  バイク・ラジアルタイヤの構造

  

このページの先頭へ