■スクーターの駆動系部品の構造・機能概要
スクーターの特徴である駆動系部品は、大きく以下に分類されて、各部品は独特の動きをします。又、各部のメンテナンスの為の分解には、特殊工具が必要となります。
●エンジ側の駆動部品である”プーリー”の動作
回転が上がるにつれて、ウェイトローラーが遠心力で外側に移動し、プーリーの回天半径が大きくなります。
●動力を伝える”Vベルト”
プーリーの回転をリヤタイヤ側のドリブンフェイスに伝えます。
●滑らかな発進を可能にするクラッチシュー
Vベルトによって伝えられた回転は、ドリブンフェイスを介して伝わります。クラッチシューは遠心力により外側に移動しながらクラッチハウジングに動力を伝えてリヤタイヤが回転するようになります。
●ベルトの動力を変速する”ドリブンフェイス”
リヤタイヤに伝わる動力において、ドリブンフェイスは回転が上がる毎にスプリングを押し下げて(圧縮して)半径が小さくなります。半径が小さくなる事はハイギヤになると言う事です。
Update 2018/06/01 Create 2010/10/10
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