■2stエンジンと代表的なバイク
2stエンジンの原理と2stエンジンを搭載した代表的なバイクについて
●2ストロークエンジンの原理
動弁機構を持たない一般的2ストローク・ガソリンエンジンの模式図。潤滑油は燃料に混合するか、もしくは独立配管で潤滑箇所に供給され、燃料と一緒に燃やされる。掃気圧力と予備圧縮の圧力は、いずれもピストンの下降に伴うクランク室の容積変化により得ている 。
2ストロークエンジンは1往復(行程換算2回 (=2stroke))で1周期を完結するエンジンで、ピストン1往復(クランクシャフト1回転)ごとに燃料を点火する。
2ストローク/1サイクルエンジンのことであり、一般に「2サイクルエンジン」と呼ばれることが多いが、「サイクル」はどのエンジンでも一定であり、分類すべき比較量を表せないので、「2ストロークサイクル」と呼ぶことが正しい。英語でもTwo-stroke engineと呼ばれる。一般的にはガソリンエンジン、すなわちデイ式2ストロークエンジンを指す事がほとんど。
往復式内燃機関の類型は一般的なものから、4ストローク、2ストロークに大別できる
●2ストローク・ガソリンエンジンの行程
行程は以下の通りである。
1.上昇行程: ピストンが上昇する間に新気の吸入と混合気の圧縮を行う。
2.下降行程: 混合気の爆発によりピストンが下降し、その後半で排気を行う。
ここまでの行程で動力伝達軸であるクランクシャフトは1回転する。
●2ストロークエンジンを搭載した代表的なバイク
バイクにおける2ストロークエンジン搭載車の変遷は、大型⇒中型⇒スポーツバイク⇒原付の順でこの世から消滅しています。
Update 2015/01/01 Create 2015/01/01
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4ストロークエンジンは、空気と燃料の混合気を燃焼室へ取り込み、燃焼して燃焼ガスを排出するまでの一連の動作(サイクル)が、ピストンの上昇と下降が2回ずつの合わせて4回の行程で行われる、容積型内燃機関である。1サイクルの間には、ピストンがシリンダー内を2往復してクランク軸は2回転する。