■ブレーキフルードの交換
ブレーキフルードの交換に、大げさな機器や技術は必要ない。但し、自分の命を乗せているブレーキだから、ポイントだけは抑えよう。 小さいスクーター、大型バイクも基本は同じです。
●ブレーキフルード交換に必要なもの
ブレーキフルード、ドライバ、メガネレンチ、廃油をこぼさない為のホースと缶。
ブレーキオイルって種類があるのか? ホームセンターで買ってもいいか?⇒こちら
●ブレーキフルード点検・交換概要
基本的には小さなスクーターもでかいバイクも同じです。
●点検箇所 右ハンドル部にあるブレーキ液タンクの点検窓を確認します。 スクータによっては、フロントカバー部を取り外す必要があります。 |
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●点検ポイント(液量と色) 液面が点検窓上部にあれば良好です。上部に来るようにブレーキオイルを追加しましょう。 点検窓に見えないぐらい下にあればエア混入の可能性があります。 新品オイルは限りなく無色に近い。この点検窓からは、比較的、色が薄く見えます。 |
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この写真ぐらいに色が付いてるものはオイル全交換が必要でしょう。 ブレーキオイルを直接見るとこんなに汚れています。ここにブレーキオイルを入れていきます。 |
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●新品の色(無色に近い) 新品のブレーキオイル500ml缶を上部から覗いた写真です。色は限りなく透明です。 |
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●オイル抜き ブレーキキャリパ部のゴムキャップを外します。 メガネレンチを取り付け、ホースを取り付けます。エア抜きバルブを緩めると(左に回し)、オイルが抜け始めますので、ハンドル部のタンクにオイルを補充します。 一気にには抜けません。重さでだらだらと抜ける感じですので何回かハンドル部のタンクにオイルを補充します。抜けるオイルの色を見て、綺麗になってきたらバルブを閉めます。 |
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●エア抜き ブレーキレバーを握る ⇒ バルブを緩めてから締める。 これを繰り返します。 |
●エア抜き
これがポイントですね。ブレーキ系統にエアが残っているとブレーキの効きは悪い。
ブレーキレバーを握る ⇒ バルブを緩めてから締める。 これを繰り返します。
エア抜き完了の目安は、ブレーキレバーの握り感覚で判断します。エア抜きを行っている工程では握り感覚はやわらかいですがエアが抜けると硬くなります。エア抜きをしても、いつまでもフニャフニャな握り具合なのは、ブレーキマスターシリンダーがだめになっている恐れがあります。その場合にはブレーキマスターシリンダーのオーバーホールが必要です。
Update 2018/06/01 Create 2010/10/10
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ホームセンターに行くと車用のブレーキオイルは売っているが、バイク用のものは無かった。車?バイク?はたして違いはあるのか?・・・サーキット走行以外では違いはありません。ブレーキフルードは車・バイクの区分ではなく以下の分類になります。
旧規格 | 新規格 | ①沸点 | ②吸湿性 | ③価格 | 交換時期 | 備考 |
DOT5 | JIS BF-5 | 高い | 高い | 高い | 1年以内 | |
DOT4 | JIS BF-4 | 普通 | 普通 | 普通 | 1~2年 | |
DOT3 | JIS BF-3 | 低い | 低い | 安い | 2~3年 | 車(日産、トヨタ)純正 |