■バイクの日常点検項目

バイクにも、日常点検が規定されています。車と同様に出発前に1日1回実施する点検です。たまには下表を参考にして点検を行ってみましょう。

●バイクの日常点検項目

点検箇所 点検内容 点検要領
1.ブレーキ ブレーキ・ペダルの踏み代が適当で、ブレーキの効きが十分であること。 ①ペダルまたはレバーを軽く操作して、ブレーキが効き始める所までの移動量により遊びを点検する。

②ペダルの下に床板を有するものにあたっては、ペダルを一杯に踏み込んで床板とのすき間を点検する。

③低速走行によるブレーキテスト等を行い、フロント・プレーキ及びリヤ・ブレーキの効き具合が十分であるかを点検する。
2.ブレーキフルード(ディスクブレーキ使用車は、この項目も点検してください。) 規定量保たれていること。 ①リザーバタンク内のフルードが規定量にあるかを点検する。
3.タイヤ タイヤの空気圧が適当であること。 ①目視等によりタイヤの空気圧が不足していないかを点検する。
亀裂及び損傷がないこと。 ①タイヤのトレッド及びサイドウォールに著しい亀裂及び損傷がないかをざ点検する。
異常な摩耗がないこと。 ①タイヤのトレッドが異常に磨耗していないかを占検する。
溝の深さが十分であること。 ①タイヤの全幅について、全周にわたり溝の深さが十分であるか点検する。
4.バッテリ
(メンテナンスフリーバッテリは点検不要)
バッテリ液量が規定量保だれていること。 ①バッテリの各槽の液面がアッパレベルとロアレペルの間にあるか点検する。

 

 

点検箇所 点検内容 点検要領
5.原動機 エンジンオイルの量が適当
 であること。
①オイル警告灯等によりオイルの量が適当であるかを点検する。
かかり具合が不良でなく、かつ異音がないこと。 (1)エンジンを始動したとき、かかり具合が良いか、また、異音がないかを点検する。
低速・加速の状態が適当であること。 ①エンジン暖機後に、アイドリングが円滑に続くか、スロットルグリップに引っかかりがないか、エンスト、ノッキング等を起こすことなく円滑に回転するかを走行するなどして点検する。
6.冷却装置
(水冷車はこの項目も点検してください。)
冷却水量が規定量保たれていること。 ① 冷却水リザーバタンク内の冷却水が規定量あるか点検する。
7.灯火装置 点滅具合が不良でなく、かつ、汚れ及び損傷がないこと。 ①前照灯、尾灯、番号灯、制動灯及びその他の灯火装置の点滅 具合が不良でないかを点検する。ただし、連動して点滅する構造のものにあっては連動している状態でも点検する。
②灯火器(レンズも含む)に汚れ及び損傷がないか、確実に取り付けられているか等を点検する。
8.前日の運行において異常が認められた箇所 当該箇所に異常がないこと。 ①前日の運行中に異常を認めた箇所について、完全に修理されているか、運行に支障がないかを点検する。

 

Update 2018/09/014  Create 2010/10/10

 

 

関連記事


■メーカー指定定期点検部品整備一覧

バイクは車検などの法定点検がありません。しかしながら常に40~80Km/hで毎日の様に乗っている乗り物であり、定期的な点検は行っておくべきでしょう。以下はメーカーの推奨する定期点検項目です。

  

このページの先頭へ